「即まみ」と「おいしいお酒」Vol.17
(お酒のもとの話
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こんにちは MAMIOです。
今日は「もと」(酒母)の話をします。


「もと」とは漢字で記載しますと、酒編に元と書きます。
滅多に見ない漢字ですよね。


ちなみに私がメルマガをつくってる「秀丸」というエディターでは
変換できる漢字ではありませんでした。(^_^.)
従ってひらがなで「もと」と記載します。

「もと」とは別名「酒母」(しゅぼ)といいます。
「もと」は昔ながらの名称で、今は「酒母」という
言い方の方が一般的かもしれません。


「酒母」とは「蒸し米」「麹」「酵母」をタンクに仕込んで
「酵母」が元気よく育った米の溶液のことで
お酒をつくる「醪」(もろみ)のもとになります。


「酒母」に「米麹」「水」「蒸し米」を仕込んで
発酵を促進したものが「醪」(もろみ)で
これをしぼって日本酒ができます。


ちょっとわかりにくいかも知れませんが
漢字で想像できるように、酒の母であり、酒の元であるもの
それが「もと」(酒母)になります。


日本酒には「生もと系酒母」と「速醸系酒母」があります。
生もと系には「山廃もと」というのがあります。


皆さんはお酒のラベルに「山廃」と記載されているのを
見たことはありませんか?
なんかおいしそうだけど、いまいちよくわからない言葉
ですよね。


では「酒母」の違い
[1]生もと(きもと)
[2]山廃もと(やまはいもと)
[3]速醸もと(そくじょうもと)
をご説明します。

酒母の中の雑菌や野生酵母を殺すために、乳酸が必要になります。
乳酸をつくるために乳酸菌が必要になるのですが
この乳酸菌を自然発生的に作り出す「もと」が
[1]生もと と [2]山廃もとになります。


乳酸に対して、雑菌等は死んでしまいますが
お酒造りに適した強い酵母は生き抜いていって
その後、乳酸菌自体も自分の出した乳酸で弱り
最終的にはアルコールに弱い乳酸菌もなくなって
無菌状態のなかを純粋な酵母だけが育っていくんです。
 
自然界を利用したもの凄い原理ですよね。


さらりと書いてしまいましたが
この「乳酸菌を自然に作り出す」
というのがとてつもなく大変な作業なのです。
[1]生もとの場合、酒母ができるのに日数も30日くらい
かかってしまいます。


[1]の「生もと造り」では
「米」と「麹」と「水」を最初から混ぜて
「乳酸菌」が発酵しやすい温度のなかで
(人にとってはとてつもなく厳しい寒さ)
乳酸菌を発酵させるために、櫂(かい)と呼ばれる木の竿
(手漕ぎボートのオールを想像して下さい)
で何時間もかけて、「蒸し米」と「麹」を
すりおろす作業が必要になります。
(この作業を「もと摺り」とか「山卸し」と言います)


この「山卸し」をしないで
あらかじめ「米」と「麹」を混ぜて「酵素」を溶かしだした
ところへあとから「蒸し米」をいれてつくる「酒母」を
[2]「山廃もと」と言います。

つまり「山廃もと」とは
「山卸し廃止もと」の略称になります。
「山卸し」をしないでも「山卸し」をおこなったのと
同等の効果があります。


なんと「生もと」は江戸時代に
「山廃」は明治42年に確立された造りなんです。


[3]の速醸もとと言うのは
自然的な乳酸発酵のかわりに、市販の乳酸(醸造乳酸)を投じて
安全に「酒母」をつくる方法です。

現在、主に使われている「もと」で
省略はしてますが発酵力に特に問題はありません。
酒母ができるのに、「生もと」や「山廃」の約半分の日数
(2週間くらい)でできてしまいます。


勘違いされないで頂たいのですが、「速醸もと」が
決して悪いということではありません。
「本物のお酒造り」のなかの技術の進歩といったところです。



また、「生もと」はあまりつくっている酒蔵は多くありません。
「山廃」も「生もと」よりは多く見かけますけど
そんなに「銘柄」はないかもしれません。

「生もと」の特徴はなんといってもどっしり感というか
力強さだと思います。

「山廃」とも、またちょっとした違いがあります。
私は「山廃」ではわりとすっきり系のものも飲んだことが
あるのですが、「生もと」ではありません。


私は、生酒のフレッシュなものを飲み続けていると、
それはそれでとてもおいしいのですが
急に「生もと」系のどっしりした日本酒が
飲みたくなるときがあります。

「純米酒の生もと」を「ぬる燗」でやると最高なんですよ。

飲んでて、力強さプラス優しさを感じます。


あまりお店でも見かけませんが
「生もと造り」の文字をみたら是非飲んでみてください。
「生もと」「山廃」「速醸もと」を飲み比べてみるのも
楽しいですよ。


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◆お酒◆
大七純米生もと
大七酒造
http://www.daishichi.co.jp/index.shtml
86P

「生もと」の話をしましたので
お勧めの「生もと」をご紹介します。

大七酒造さんは福島県の酒蔵です。
とにかく、「生もと」にこだわっている酒蔵です。

また、「超扁平精米」というお米を扁平に精米して
効率よい精米を開発した酒蔵てす。
http://www.daishichi.co.jp/themepark/henpei5.html#henpei


私のなかでは「生もと」というと大七酒造さんが
頭に浮かびます。

このお酒は上立ち香はさほどなく、ちょっとくせの
ある蜂蜜っぽい香がしますが
(個人的にはそれ程好きな香ではありません)
旨みとコクがすごいてす。

おいしいスープを飲んでいるのに似た感覚があり
舌に米の美味さがつたわってから辛口になり
微妙な表現ですが「おいしい」というより
「旨い!!!」という感じです。

純米の生もとは燗するとよいと言いますが
このお酒は燗するとちょっと軽くなる感じ
がしました。

生もとは造っている酒蔵はすくないですが
大七酒造さんの「生もと」は意外に買いやすいと
思います。

お勧めの一本です。

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◆まみ◆
カブとベーコンの炒め物
手軽度88P
おいしさ度76P

フライパンひとつで簡単にできて、そこそこおいしいおつまみです。
「カブ」って炒めても、おいしいです。

[1]ベーコンとカブとカブの葉を適当な大きさに切ります。

[2]フライパンに油をひき、[1]を炒めます。

[3]カブに火がとおったところで塩、胡椒と醤油で味を整えます。

塩、胡椒だけでもいいですが、最後に醤油加えた方が
香ばしくておいしいです。

簡単にできますので、おかずとしてプラス一品にもお勧めです


[応用編]
カブの代わりに木の芽(アケビの若芽)
http://www.sansaiya.com/sansai/akebi.html
で同じ要領でつくると格別です。
ほろ苦い木の芽が好きな人にはくせになりますし
この時期、お酒にどんぴしゃのおつまみです。

簡単に山で取れる山菜ですので、手に入るようでしたら
是非つくってみて下さい。

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「まみ」のネタ大募集
皆さんのオリジナルおつまみをおしえて下さい。
 info@otu-goods.comまで
このコーナーでもご紹介させて頂きたいと思っております。

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